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銀聯(ぎんれん)と読みます。別名はUnionPay(ユニオンペイ)です。VISAやMasterCard、JCBなどと並ぶ中国発の決済国際ブランドです。銀聯加盟店であれば世界中のお店で利用が可能です。
銀聯カードは中国では当たり前のように使えます。中国ではVISAやMasterCard以上に銀聯が使えるお店が多く、中国に行くならもっているとかなり便利なクレジットカードです。中国へビジネスや旅行で行く際は必ず持って行くことをおすすめ。
日本では使えるところがまだまだ少なく使えるのは観光地がメインです。今のところは中国に渡航する方のみ、かつ中国での利用のみでよいカードでしょう。
日本人向けの銀聯カード発行しているのは、三井住友カードと三菱UFJニコスに2社のみです。三菱UFJニコスはサブカードとして申込みができます。つまり、他の三菱UFJニコスのクレジットカードを持っている方のみ、銀聯カードを作ることが可能です。三井住友カードは、保有資格がある方であれば、三井住友カードを持っていなくても作ることができますので、三井住友カードがおすすめです。
銀聯カード商品性(三井住友カード)
最大手は三井住友VISAカードで有名な三井住友カード社です。と言っても2社ですが。三井住友カードから発行できる銀聯カードは「三井住友銀聯カード」と「ANA銀聯カード」「Trip.comグローバルカード」の3種類があります。
カードの種類
三井住友銀聯カードは満18際以上の方(高校生は除く)であれば、誰でも申込みができます。もちろんクレジットカードですので審査があり、申込んでも発行できない場合もあります。
ANA銀聯カードは、満18歳以上の方(高校生は除く)で以下のカード会員の方が追加カードとして作ることができるカードです。
- ANA VISAカード
- ANA マスターカード
- ANA VISA Suica カード
- ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
- ANA VISA nimocaカード
- もしくは新規にANAカードをお申し込みする方
Trip.comグローバルカードは、Trip.comという中国系の旅行会社と三井住友カード社の提携カードです。Trip.comの会員(無料)になると作ることができます。旅行会社ですので旅行に関するクーポンや割引が受けられるようになるカードです。
カード種別 | 三井住友銀聯カード | ANA銀聯カード | Trip.comグローバルカード |
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申込資格 | 満18際以上の方(高校生は除く)は誰でもOK | 満18際以上の方(高校生は除く)で三井住友カード社が発行するANAカードを持っている方 | 満18歳以上(高校生は除く)かつTrip.com会員の方 |
三井住友銀聯カード基本スペック
年会費 | 無料 |
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発行手数料 | 新規発行手数料無料 更新時:本会員1,000円 家族会員500円 |
支払い方法 | 1回払いのみ |
キャッシング | 無し |
ポイントサービス | ワールドプレゼント/1,000円利用=1ポイント ANA銀聯カードのワールドプレゼントポイントのマイル移行レートについては、1ポイント=5マイルの優遇レートを適用。 |
特典 | 銀聯コールセンター照会受付サービス (中国国内)銀聯コールセンター(上海)での日本語による照会受付サービス |
中国に行く際に何かあった時に日本語による照会受付サービスがあるのは心強いですね。年会費も無料です。キャッシング枠は無しですが、特段キャッシング用途ではなく、中国での支払いに使うことを目的として作ると思いますので無しでも問題ないと思います。
三井住友銀聯カードで貯まるワールドポイントは、さまざまなポイントに交換ができるため汎用性が高いポイントです。ANAカードをもっていない方はこちらのカードを申込みください。
ANAマイルを貯めたい方はANA銀聯カードをお申込みください。
Trip.comで特典を受けたい方はTrip.comグローバルカードをお申込みください。
銀聯カード商品性(三菱UFJニコス)
UFJニコスの銀聯カードはMUFGカードを持っていないと作れません。三井住友カードのANA銀聯カードと同じです。
年会費 | 無料 |
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発行手数料 | 本会員1,000円 家族会員300円 |
支払い方法 | 1回払いのみ |
キャッシング | 無し |
ポイントサービス | グローバルポイント |
特典 | 海外アシスタンスサービス窓口「ハローデスク」 |
MUFGカード(銀聯)は年会費は無料ですが、新規発行時に1000円が掛かります。家族会員は300円。結論、MUFGカード(銀聯)はおすすめできません。三井住友カードの銀聯カードがよいでしょう。
中国での銀聯カード利用方法
中国で銀聯カードを利用する際は6桁の暗証番号(00+ご指定いただく4桁)の入力、およびごサインの両方が必要となります。指定の暗証番号4桁+00と覚えておけばよいでしょう。日本でもクレジットカードを使う時は暗証番号4桁を入力すると思います。それに+00を付けるイメージでOKです。
最後に
仕事で中国に行く方は先輩社員からも銀聯カードを持っておくといいよ、という話は聞くと思います。中国では紙幣の信用力が低いため、高額な買い物や支払いをする時に紙幣を受け付けていない店舗もあります。ニセ札を使われることが多く、お店もクレジットカードやAlipayやウィチャットペイと言った中国ではお馴染みのスマホ決済サービスを推奨しています。銀聯カードは中国では1番利用できる店が多いので必ず持っていきましょう。